脱毛のポイント✨毛周期 ✨
フラッシュ脱毛において1回のケアで完全に脱毛されることはありません。これはフラッシュに限らず医療レーザーでも同じです。なぜならばフラッシュもレーザーも毛周期というサイクルにおいて成長期にある毛だけしかうまく脱毛できないからです。
毛周期とは毛が抜け、生えるの繰り返しのサイクルのことです。以下のように5つの段階に分けられます。
❶成長期初期
主に体毛では、毛1本を見たとき皮膚より外に顔を出している長さは全体の3分の1程度と言われており、残りの3分の2は皮膚の下(毛穴の中)に隠れています(ただし部位により大きく異なります)。毛が見えている3分の1の部分を毛幹、隠れている部分を毛根と呼びます。
毛をぬいた時によくわかると思いますが毛根の一番下で丸く膨らんだ部分を毛球と言い、普段はこれが毛穴の組織である毛乳頭とくっ付いています。
❷成長期中期
成長期中期では細胞分裂と角化によって細胞が毛穴から押し出され皮膚表面で毛として機能し、私達の触感機能などを助けます。
この頃はまだ細胞分裂(毛の成長)が続いている状態で、毛球が毛乳頭にしっかりと着いた状態です。また毛が大きく成長できるように毛穴も今までより大きく広がります。
❸成長期後期
大幅に細胞分裂の速度が遅くなります。すなわち毛の伸びるスピードが遅くなっている状態で、間もなくその毛穴のでの毛の成長がストップする時期を迎えます。
❹退行期
毛を生えやすくするために大きくなっていた毛穴も徐々に小さくなっていき、毛球が毛乳頭から離れ始めます。この時点では毛の成長は完全にストップしておりそれ以上伸びることはありません。
ただ、毛穴から離れていくのはあくまでも毛そのものだけで毛乳頭やその他の毛穴組織が取れていくわけではありません。
❺休止期
毛が毛穴から完全に抜け落ち、毛穴はさらに小さくなります。毛幹は全くない状態ですが今後毛が生えないわけではなく、新たな成長期初期を迎えるための準備がされています。
脱毛が有効に作用するのは成長期のみ
以上の5つのサイクルの中でフラッシュやレーザー、ニードル等の脱毛施術が有効なのは成長期の毛のみです。なぜならば脱毛は毛にダメージを与えるとと同時に、毛をつたってこれと密着している毛穴組織にも働きかけることで『抜け落ちるにも働きかけることで『抜け落ちる』という仕組みだからです。
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